​ギガキック完全復活、ヴィクトリアレーシングクラブSで2年半ぶりG1制覇

2025年11月10日 10:45

 現地8日、豪フレミントン競馬場でG1のヴィクトリアレーシングクラブステークス(芝1200m)が行われ、M.ザーラ騎乗のギガキックが約2年半ぶりのG1制覇を果たした。

 レースは残り400メートルで全9頭が2列横隊で固まる大混戦となり、ギガキックは後列から前の隙間を突いてスパート。残り200メートル過ぎでマジックタイムとの一騎打ちとなり、いったんは前に出られたもののゴール寸前で差し返した。

 マジックタイムは0.2馬身及ばずの2着。1番人気に推されていたジョリースターが3着で続いた。なお今月1日のG1クールモアスタッドステークスを勝っていた注目3歳馬テンティリスは獣医判断でレース前に出走取消となった。

 C.ダグラス厩舎のギガキックはリダウツチョイス系シザーキック産駒の6歳セン馬。2022年にデビュー5連勝でジ・エベレストを制覇し、23年4月にはG1オールエイジドステークス、同5月にはドゥームベン10000の両G1を連勝した。その後は故障による長期離脱があって勝利から遠ざかっていたが、前走のG2スキラッチステークスで約2年5カ月ぶりの勝利を挙げると、そこからの連勝でG1も制して復活を印象付けた。