NZ2000ギニー、伏兵ロマノフが立ち回り良く接戦を制す
2025年11月16日 11:07
ニュージーランド2000ギニー(3歳、芝1600m)が現地15日にリッカートンパーク競馬場で行われ、道中4番手キープの7番人気ロマノフがロスを小さく立ち回ると、直線では離れた外から併せにくる2番人気アファーマティブアクションの追撃を際どくしのいだ(0.1馬身差)。
ゲートを決めて4番手で流れに乗ったロマノフは、最終コーナーで外へ大きく広がる馬群の内から直線に入って馬場の中央を伸び、自身の後ろから5、6頭分外を回って併せにきたアファーマティブアクションを抑え込んだ。
さらに1.5馬身差の3着に最低15番人気のショーマが後方から追い込み、1番人気のタジャナは中団から伸びを欠き11着に沈んだ。
ロマノフはP.ジェラード調教師が管理するベラード(父ロペデヴェガ)産駒のセン馬で、昨年11月28日にデビュー2戦目で初勝利。その後は今年1月に2戦するも大きな着順が続き、8カ月半の休養を挟んで10月に復帰すると前走のG2ジェイムズ&アニーサーテンメモリアル3着から今回で重賞初制覇とした。これで通算7戦2勝としている。
母国のブラジルでG1レースを16勝しているB.ケイロス騎手にとっても、これがニュージーランドにおけるG1初制覇となった。