7歳で台頭のトモダチココロエ、ジョッキークラブスプリントで王者に挑戦

2025年11月19日 13:10

 明け7歳のシーズンを迎えて台頭してきた香港のトモダチココロエが、ジョッキークラブスプリント(23日)に挑戦。香港ジョッキークラブの公式サイトが王者カーインライジングとの2頭出しで臨むD.ヘイズ調教師の意気込みを紹介している。

 豪州で20219月にデビューしたトモダチココロエは、20226月の4戦目で初勝利を挙げると6連勝して香港に移籍。20235月の初戦から5戦未勝利でシーズンを終えると、2023/2024シーズンは154勝、2024/2025シーズンは11戦未勝利と伸び悩んでいた。

 しかし、今シーズンは9月にクラス2の条件戦で17カ月ぶりの白星を手にすると、前走のG2プレミアボウルまで3連勝と見違えるような活躍を披露している。プレミアボウルでの勝ち時計1739は、カーインライジングのレコード(1720)に次ぐ歴代2位の好時計だった。

 ヘイズ師は「彼は常にいいものを見せていたが、他の多くの馬と同じように、最初は香港に慣れるのに時間がかかったんだ。彼には同じトレーニングをしているが、片側のブリンカーを装着したことが大きな違いをもたらす一つになった」と劇的な変化の要因を明かした。

 そして「チャンプと対戦する彼を見てみよう。リーディングスプリンターになるだろうとは分かっていたが、トモダチココロエは信じられないくらいさ」「クラス4を勝つのに8戦を要し、今や7歳にして恐らく香港のスプリンターのトップ3に入る」と進境著しい7歳馬に期待を寄せている。