出世レースの仏2歳G3トマブリヨン賞、ゴドルフィンのアルザナティが差し切り
2025年11月19日 13:15
仏2歳G3トマブリヨン賞(オールウェザー1800m)が現地18日にシャンティイ競馬場で行われ、最後方の6番手で直線に向いた1番人気のアルザナティが大外からしぶとく脚を伸ばすと、2番手から粘り込む4番人気バーボンブルースを際どく差し切った(アタマ差)。
2馬身1/2差の3着に5番人気のパシフィカピアが逃げ粘り、父アメリカンファラオ、母ハラジュクの2番人気スペースワルツは道中4番手からさらにハナ差及ばず4着に終わった。
アルザナティはC.アップルビー調教師が管理するドバウィ産駒の牡馬でゴドルフィンの所有。母ディヴァインイメージは2019年にUAEオークスとアルバスタキヤを連勝している。8月8日にニューマーケット競馬場の芝7ハロンでデビュー勝ちし、2戦目の前走はG3オータムステークスで2着だった。
トマブリヨン賞は昨年までサンクルー競馬場の芝1600mで行われ、コンティニュアス(2022年)、アルカントール(2023年)、マラノアチャーリー(2024年)らG1級の活躍馬を輩出してきた。しかし、フランス・ギャロが実施した2025年の大幅なプログラム改変に伴い、シーズン後半に2歳馬の重要なレース増加を求める競馬関係者の要望に応える形で今年から開催条件が変更された。