「私が個人的に投票したいのはフォーエバーヤングです」世界的名手ライアン・ムーアが呼びかける

2025年11月23日 15:00

 清き1票を-。「クールモア」の主戦騎手を務め、日本競馬とのつながりも深い世界的名手、ライアン・ムーア(42=英国)がBCクラシック制覇を果たした日本馬、フォーエバーヤング(牡4、矢作)を絶賛した。

 同騎手は香港ジョッキークラブを中心に構成される世界的な馬券発売グループ「ワールドプール」のアンバサダーに起用されている。「ワールドプール」の公式X(旧ツイッター)は22日、ムーア騎手のインタビュー動画を投稿。ムーア騎手は先日始まった「モーメントオブザイヤー(今年最も記憶に残った瞬間)」への投票を呼びかけ、「最終候補は4頭で、多くの人に投票してもらえればと思います。私が個人的に投票したいのはフォーエバーヤングのサウジCのパフォーマンスです。ロマンチックウォリアーを負かした素晴らしいレースでした。ご存じのように、彼はその後にBCクラシックも勝ちました。とても才能のある馬です。もちろん、最終候補のすべての馬が勝者にふさわしい馬ですよ」と語っている。

 ワールドプールの「モーメントオブザイヤー」投票は17日から12月1日まで。公式ホームページの投票フォームで投票を受け付けている。

 ムーア騎手自身は右大腿(だいたい)骨の疲労骨折が判明し、9月上旬から騎乗を取りやめている(主戦を務めるアイルランドのエイダン・オブライエン厩舎はムーアの代役として、クリストフ・スミヨン騎手を起用)。年内は復帰しない見込みとなっているが、12月11日に香港のハッピーバレー競馬場で行われる「インターナショナル・ジョッキーズチャンピオンシップ」の出場騎手に選ばれており、出場するのかどうか注目されている。19日にはロンドン(英国)で行われた欧州競馬の年度表彰「カルティエ賞」の授賞式に出席し、元気な姿を見せた。

出典:日刊スポーツ