フォーエバーヤングの芝挑戦「可能性としては凱旋門賞か有馬記念しかない」矢作師が明かす
2025年11月29日 12:02
BCクラシックをフォーエバーヤング(牡4)で制した矢作芳人調教師(64)が28日、都内で開催されたジャパンCのウェルカムパーティーで海外メディアのインタビューに応じ、同馬の芝挑戦プランについて語った。フランスのジャーナリスト、リズ・プライス氏のインタビューで、英国の競馬番組の名物司会者ニック・ラック氏の「デイリーポッドキャスト」で放送された。
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矢作師は「フォーエバーヤングで来年の凱旋門賞を狙うことはありますか」と問われると、「もちろん、ゼロではないです。ゼロではないですけども…、まあ、今のところ、ない可能性の方が圧倒的に高いかな」と答えた。
続けて、「サウジCとドバイワールドCを今後、ターゲットというのはうかがっています。その後に凱旋門賞もターゲットの可能性があると聞いたのですが…。凱旋門賞はないとしても、芝を走ることはありえますか?」と聞かれ、「すでにチャンピオンなので。やはり、芝を走るのであれば、それだけの格のレースが必要だと思います。自分の…、もしも、可能性としてあるのは、凱旋門賞か有馬記念…、しかないと思っています」と胸の内を明かしている。
また、「米国で勝利を挙げた後、ヨーロッパを制覇したいとおっしゃっていますが、実際に頭の中に特定の馬がいれば教えていただけますか?」という問いには「どうしてもではないですけども」と前置きし、「可能性的にあるのは…、BCスプリントで4着だったアメリカンステージは芝でも走れるので、あの馬でロイヤルアスコットに行きたいという気持ちはあります」と伝えている。
また、日曜のジャパンCに出走するシンエンペラーについては来年も現役続行の予定であることを伝え、3年連続となる欧州遠征の可能性について、「シンエンペラーももう1年現役を続けるつもりなので、その可能性は十分あると思っています」と語った。
最後に「なぜヨーロッパで勝ちたいと思っているのですか?」と聞かれると、「日本、米国、オーストラリア、香港、そして、中東で勝ってきました。勝っていないのはヨーロッパだけですので、なんとかヨーロッパを制覇したいですね」と力強く答えている。
フォーエバーヤングは日本調教馬初のBCクラシック制覇を果たし、すでに次走は来年2月14日、連覇がかかるサウジC(G1、ダート1800メートル、キングアブドゥルアジーズ)で、そこからドバイワールドC(G1、ダート2000メートル、3月28日=メイダン)に転戦する予定であることが発表されている。芝挑戦のプランについては、具体的なレース名は発表されていないものの、凱旋門賞の前売りで同馬のオッズを設定しているブックメーカーも…。歴史に残る快挙を果たしたフォーエバーヤングと“世界の矢作厩舎”の今後は海外メディアの注目の的となっている。