豪G1ウィンターボトムステークス（3歳以上、芝1200m）が現地29日にアスコット競馬場で9頭により争われ、3番手追走の7番人気リベルタが直線で3連覇を狙う1番人気オーバーパスの内をすくうと、わずかに奪ったリードをゴールまで守り切った（0.06馬身差）。

　1番枠のリベルタは好発を決めると隣からハナに立ったオーバーパスの背後に入り、直線入口では3頭分ほど外に出たオーバーパスの内をすくって難なく進出。残り200mで首ひとつ前に出ると、差し返しにくる相手を際どく抑え込んだ。

　さらに0.49馬身差の3着に後方からラチ沿いキープで3番人気のレイマグネリオが続き、中団追走の2番人気ジョーカーズグリンは5着に終わった。

　リベルタはA＆R.アーチバルド調教師が管理するロシアンレボリューション（父スニッツェル）産駒の5歳牡馬。これまでに2歳4月のG3キンダーガーテンステークスをはじめ重賞3勝しており、今回でG1初制覇とした。