​KYダービー有力候補のファーザーアド、G2ケンタッキーJCSで重賞初制覇

2025年12月01日 11:10

 現地29日、米チャーチルダウンズ競馬場でG2ケンタッキージョッキークラブステークス(2歳、ダート8.5ハロン)が行われ、来年のケンタッキーダービー路線の有力馬ファーザーアドが重賞初制覇を果たした。

 4番手で向こう正面に入ったファーザーアドは第3コーナーからポジションを上げていき、2番手で直線へ。粘るソルジャーエヌディプロマットを残り1ハロン過ぎで差し切ると、最後は2番手に上がってきたユニヴァースに1馬身3/4差の勝利を収めた。

 B.コックス厩舎のファーザーアドはガンランナー産駒。10月のデビュー3戦目を20馬身差で圧勝して注目を集め、11月末に実施されたケンタッキーダービーへ向けた長期前売り、フューチャー・ウェイジャーの第2回(プール2)では実質的な3番人気とされていた。おばにはG1デルマーオークス勝ちのドリームダンシングがいる。

 コックス調教師は「彼にとって本当にいいテストになった」「今日はこれまでとは違う一面を見せ、終盤で力を発揮して追い上げた。ケンタッキーダービーへの道のりでは、こうして早い段階でスタートするのがとても重要だ」と競馬メディア『Thoroughbred Daily News』にコメント。来春の再始動に期待を寄せていた。