英ニューマーケットで開催されているタタソールズ社の「ディセンバーメアセール」で、欧州G1を4勝した活躍馬ポータフォーチュナが450万ギニー（約9億8000万円）でクールモアのMV.マグニア氏に落札された。

　ポータフォーチュナはカラヴァッジオ産駒の4歳馬。D.オブライエン厩舎に所属し、2歳時に英G1チェヴァリーパークステークスを勝つと、3歳時はコロネーションステークス、ファルマスステークス、メイトロンステークスとマイルG1を3連勝した。通算成績は13戦8勝。

　マグニア氏は「彼女は美しい牝馬で、とても質が高く才能に恵まれている。彼女と同じくらい優秀な馬を産んでくれることを願う」と米競馬メディア『bloodhorse.com』にコメント。初年度の交配相手はスタースパングルドバナーになる可能性が高いと語った。

　なおマグニア氏はその他にも英G1サンチャリオットステークス制覇がある4歳馬タムファナ（父ソルジャーホロウ）を260万ギニー、2024年の仏オークスで2着の4歳馬シュルヴィー（父チャーチル）を190万ギニーで落札している。

　なおポータフォーチュナを上回ってセール最高額となったのは、480万ギニーでシュガーウィスキートレーディングが落札したバルナヴァラ。ケイリクス産駒の3歳馬で、今年10月の仏G1オペラ賞など重賞3勝している。