香港カップ（G1、芝2000メートル、14日＝シャティン）へ向けた欧州のブックメーカー各社の単勝前売りオッズは、4連覇を狙う地元の英雄、ロマンチックウォリアー（セン7、C・シャム）が単勝1・2倍前後で断然の1番人気となっている。

　昨シーズンは史上初の香港カップ3連覇を果たした後に中東へ遠征。ドバイのG1ジェベルハッタを制した後、初ダートのサウジCでフォーエバーヤングと歴史的な名勝負を演じ（2着）、続くドバイターフも日本のソウルラッシュを相手に2着惜敗だった。今シーズン初戦だった23日のG2ジョッキークラブカップは7カ月ぶりの実戦、球節の手術明けだったが、地元馬の対決で完勝。今回はホーム、シャティン競馬場で日本馬を迎え撃つことになる。

　ブックメーカー各社が2番人気の評価を与えているのは日本のベラジオオペラで単勝5・0～6・0倍。大阪杯連覇を果たし、宝塚記念は2着。暑い時期を避けて、ここを目標にしてきた。ラドブロークス社のオッズでは3番人気がフランスのキジサナで11倍、4番人気が日本のロードデルレイで17倍。日本馬は3頭が遠征しており、ローシャムパークは34倍となっている。

　今年も香港カップを含む香港国際競走はJRAによる海外馬券発売が行われる（日本国内独自のオッズ）。

出典：日刊スポーツ