ジアヴェロットのアッゼニ騎手、香港ヴァーズへ「彼が本命」と自信

2025年12月10日 12:25

 香港ヴァーズでジアヴェロットに騎乗予定のA.アッゼニ騎手が「彼が本命」と勝利へ意欲を燃やしている。英競馬メディア『attheraces.com』などが、同馬を管理するM.ボッティ調教師のコメントも交えて報じている。

 ジアヴェロットは昨年5月のG2ヨークシャーカップから今年9月のG3セプテンバーステークスまでO.マーフィー騎手が鞍上を務め、昨年の香港ヴァーズを含む74勝と結果を出してきた。しかし、前走の凱旋門賞でマーフィー騎手がビザンチンドリームに騎乗した関係で、2023年にヨークシャーC勝ちなど3戦の騎乗経験があるアッゼニ騎手に手綱が戻ってきた。

 アッゼニ騎手は「騎乗機会をもらえたのはもちろんグレートだよ。去年は強烈な勝ち方だったし、前走では凱旋門賞に乗れてラッキーだった。素晴らしいレースをして、ヴァーズでも彼に乗れるのはうれしいね」と手放しの喜びよう。

 そして「たぶん昨シーズンよりも強い相手関係だけど、去年の勝ち方や凱旋門賞の内容からも彼が本命さ。ボクが香港で求めている最たるものはG1だから、彼が与えてくれたらね!」と香港でのG1初制覇に大きな期待を寄せた。

 また、ボッティ師は「残念ながら凱旋門賞でオイシン(マーフィー騎手)を乗せられず、幸運にもアンドレア(アッゼニ騎手)を確保できた。オーナーたちは凱旋門賞でアンドレアが乗りにきてくれるなら、香港で誰が彼に乗るのか考慮する必要があると言っていたんだ」「もちろんどちらも経験があって上手い騎手だけど、凱旋門賞で騎乗したアンドレアに報いることにしたんだ」と継続騎乗の経緯を明かしている。