​7歳馬ウルフィーズダイナゴースト、北米新記録でG3フォートローダーデールS快勝

2025年12月22日 11:35

 現地20日、米ガルフストリームパーク競馬場でG3フォートローダーデールステークス(芝9ハロン)が行われ、7歳セン馬ウルフィーズダイナゴーストが北米の芝9ハロン最速タイムを塗り替える快走を見せた。

 好スタートでハナを奪ったウルフィーズダイナゴーストは道中も軽快に逃走。第4コーナーで後続が仕掛けてもまだ鞍上は持ったままで、直線入り口でスパートすると最後までリードを保ち、2着のクジーノに3/4馬身差を付けて逃げ切った。

 勝ちタイムの1分43秒42は、1991年にサンタアニタパーク競馬場でコストローマがマークした1分43秒92を上回る北米最速レコードタイム。B.リンチ厩舎のウルフィーズダイナゴーストは前走のG3リバーシティーステークスに続く重賞2連勝となった。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、リンチ調教師は来年1月のペガサスワールドカップターフ出走は「間違いない」と断言。「今回は素晴らしい布石となった。今の彼は自信に満ち溢れている」と語り、8歳でのG1初制覇に向けて自信を見せていた。