11月の米2歳G1ブリーダーズカップジュベナイルで2着と好走したミスターエーピーが、来年5月に行われるG1ケンタッキーダービー戦線から早くも脱落したことが分かった。米競馬メディア『Daily Racing Form』が報じている。

　ミスターエーピーはV.セリン厩舎が管理するアメリカンファラオ産駒。デビュー3戦目で勝ち上がると、初重賞だったBCジュベナイルでは勝ち馬のテッドノフィーから1馬身差の2着に食い下がった。

　セリン調教師によると、BC後の調教再開時に何かがおかしいと感じたとのこと。その後の診断で問題は解決したものの、「もう少し時間が必要」と同師はコメント。詳細については明かさなかった。

　来年3月末に出走できればいいがそれも難しいとの見方を同師は示しており、ケンタッキーダービー路線の前哨戦に出られないことで本番の出走は事実上不可能となったと同メディアは伝えている。