落馬が続く障害王コンスティテューションヒル、復活期して平地レースに初参戦

2026年01月14日 11:45

 2023年のチャンピオンハードルや2022年からクリスマスハードルを3連覇するなど、障害G1を通算8勝しているコンスティテューションヒルが、2月20日にサウスウェル競馬場でキャリア初の平地レースに参戦する可能性が高まり、英競馬メディア『attheraces.com』などが報じている。

 コンスティテューションヒルは2021年4月にデビュー勝ちすると、2022年1月の3戦目でG1に挑み重賞初制覇。その後、2023年末から丸1年の休養を挟みながら障害G1を8連勝するなど無敵を誇った。しかし、昨年1月のG2で9連勝とした次戦で落馬により連勝が止まり、それを含む直近4戦で3回の競走中止、唯一の完走も5着と精彩を欠いている。

 昨年11月の落馬以降、N.ヘンダーソン調教師はコンスティテューションヒルに平地レースで自信回復の機会を与えたいと考えていたが、適鞍がないことに悩まされていた。ところが、サウスウェル競馬場で金曜夜に組まれたシリーズに追加されたオールウェザー12ハロンのレースが条件に合致。その先に見据えるチャンピオンハードル(3月10日)への叩き台として出走に傾いたという。

 シリーズのスポンサーを務める『SBKブックメーカーズ』のマーケティング担当者は、ヘンダーソン師がコンスティテューションヒルに適した平地レースを必要としていると知り、サウスウェル競馬場を経営するアレナレーシング社(ARC)にアイデアを持ち込んだと経緯を明かし、ARCのS.コーン広報部長も来場者や視聴者の増加が見込めるとスターホースの参戦を喜んでいる。

 なお、コンスティテューションヒルの平地レース参戦について、サウスウェル競馬場で通算598戦87勝と経験豊富なR.ハヴリン騎手は『Press Association』に対して「彼には道中のスピードがあるように見える。障害から平地に復帰して成功した馬は数多くいるし、ウィリー・マリンズ(調教師)は上手くやっているでしょ?」と、障害経験のあるエシカルダイアモンドを昨年のブリーダーズカップターフ制覇に導いた名伯楽を例に挙げて不問の考え。唯一の懸念として「サウスウェルは時にトラックが締まり、速くなることがあるから、それが彼にとって問題になるかもしれない」と指摘している。