【ケンタッキーダービー】伏兵ゴールデンテンポが追い込み、ドゥヴォー師は女性で初制覇
2026年05月03日 12:35
第152回ケンタッキーダービー(3歳、ダート10ハロン)が現地2日に米チャーチルダウンズ競馬場で行われ、J.オルティス騎乗の11番人気ゴールデンテンポが兄であるI.オルティスJr.騎乗の1番人気レネゲイドをゴール前で差し切り波乱を呼んだ(クビ差)。
レース当日に前売り上位人気だったザプーマが回避し、ゲート入り直前にはグレートホワイトも除外。最終的に18頭立てとなった今年のKYダービーは、スタート直後に1番枠のレネゲイドが外にもたれる一方、7番枠のソーハッピーが内に切り込んで接触が相次ぎ、レネゲイドは後方4番手で最初のコーナーに入った。
前方ではシックススピードをソーハッピーが追い掛け、これに6番枠のダノンバーボンも接触にひるまず並んで向正面へ。ワンダーディーンは1列後ろで日本勢が好位につけ、その後ろからエマージングマーケットや2番人気のファーザーアドゥ、さらに5番人気のチーフワラビーと3番人気のコマンドメントが続いて中団を形成した。
第3コーナーを迎えるとレネゲイドが18番人気のオシェリとともに中団の後ろまで押し上げ、ゴールデンテンポはまだ馬群から離れた最後方。しかし、抜群の加速でレネゲイドの背後に取りつくと、直線ではひと足早く抜け出したオシェリに最後の100ヤードを切ってレネゲイドが並んだ所をまとめて差し切った。さらに3/4馬身差の3着にオシェリが続いている。
日本勢は4番人気のダノンバーボンが最終コーナーから敢然と抜け出し、直線半ばでは押し切るかの大きな見せ場。最後の100ヤードでオシェリに捕まって万事休すとなったが、勝ち馬から約3馬身差の5着に善戦した。また、8番人気のワンダーディーンも直線で先頭争いに食らいつき、最後はレネゲイドに押圧される不利などもあり8着でのゴールとなった。
ゴールデンテンポはC.ドゥヴォー調教師が管理するカーリン産駒の牡馬で、昨年12月20日にデビュー勝ち。年明けのG3ルコントステークスで2連勝とするも、その後はリズンスターステークス、ルイジアナダービーとG2で3着を続けて本番に臨んでいた。なお、ドゥヴォー師は女性調教師としてKYダービーを初制覇。オルティス騎手もKYダービーは初勝利となった。
KYダービー公式サイトはドゥヴォー師の喜びの声を紹介しており、その中で「彼はまさに追い込み馬よ。(前走の)ルイジアナダービーは8ハロン標識から先頭へ伸びているという確信を持った。もう少し距離があれば彼は差し切っていたわ。我々はプロセスを信じ、馬を信じ、ホセ(オルティス騎手)を信じる必要があった」と前走からの過程を振り返っている。
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