ベイシティローラーが英G1コロネーションCを大差勝ち、カランダガンは惨敗

2026年06月07日 09:34

 英エプソム競馬場で現地6日に行われたG1コロネーションカップ(4歳以上、芝12ハロン)は、O.マーフィー騎乗の4番人気ベイシティローラーが2番手追走から直線で馬場の中央まで持ち出され、内で伸びあぐねる他馬を尻目に10馬身の大差を開いて圧勝した。

 雨に煙る中で行われたレースは序盤にA.オブライエン厩舎のイリノイ(6番人気)が先導するも中盤から早くも後退し、代わって3番人気の僚馬ランボーンが先頭に立つ。これに2馬身から3馬身差の2番手で続いたベイシティローラーはタッテナムコーナーを下りながら直線を迎えると、1頭だけ馬場の外へ持ち出されてスパートした。

 ベイシティローラーの後ろにつけていた1番人気のカランダガンと連覇を狙うヤンブリューゲル(2番人気)は馬場の内側でランボーンを追い掛け、ロスのあるベイシティローラーは残り3ハロンで並ばれる格好になったが、そこから加速がつくと残り2ハロンではランボーンに並んで一方的にリードを開いた。走破時計には2分40秒08を要している。

 2着にヤンブリューゲル、さらに5馬身1/2差の3着にランボーンが粘り込み、カランダガンは残り2ハロンを待たずに余力を失って勝ち馬から41馬身以上の4着に大敗した。

 ベイシティローラーはG.スコット調教師が管理するニューベイ(父ドバウィ)産駒の4歳牡馬で、昨年11月のバイエルン大賞に続く2度目のG1制覇。前走のG1タタソールズゴールドカップではアルマカムから2馬身差の2着だった。

 これが母国でのG1初制覇となったスコット師は、英競馬メディア『attheraces.com』などに対し「信じられないよ。この馬場が彼にどれほど合っているかを知っていたから、いつか大レースでこのようなコンディションになることをずっと祈っていたんだ。彼は本当に素晴らしい馬で、証明できたことをとてもうれしく思う」と歓喜。今後についてはハードウィックステークスの予定を取りやめ、凱旋門賞を目標にキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスへの直行を示唆した。

 なお、思わぬ大敗を喫したカランダガンのF.グラファール調教師は「彼を走らせたことは私のミステイクだった。彼はあのような馬場を嫌う。全く進んでいかず、惨敗することになった。彼があんなにやられるところを見たことがない」と自身へのいら立ちを吐露。今後はサンクルー大賞からキングジョージへ向かう意向を明かしている。