凱旋門賞が歴史的転換、フランスギャロがセン馬への開放を決定

2026年06月24日 13:15

 これまでセン馬に出走資格を与えていなかった凱旋門賞が、2027年にも制限を撤廃する見通しとなった。フランスギャロが現地22日の理事会で決定された内容を一夜明けた23日に発表。英国の『racingpost.com』など各国の競馬メディアが報じた。

 凱旋門賞の条件変更には欧州パターン競走委員会(EPC)の総会で承認が必要になるが、フランスの最重要レースを他国の主要レースの条件と足並みをそろえるような措置に対し、他の主要国が異議を唱える可能性は極めて低いと予想される。今年の凱旋門賞(104日)は5月に初期登録を締め切っており、2027年まで変更はできない。

 欧州の2歳馬と3歳馬を対象としたG1レースは、将来有望な繁殖馬の選定レースとして位置づけられているため、伝統的に牡馬と牝馬に出走が限定されてきた。その一方で、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスや英チャンピオンステークス、アイリッシュチャンピオンステークスはセン馬も出走できる。しかし、フランスギャロは凱旋門賞とジャックルマロワ賞も選定において重要なレースであると主張し続けてきた。

 近年、ゴリアットやカランダガンらの活躍により、凱旋門賞もセン馬の出走制限を撤廃するべきとする議論がたびたび持ち上がってきたが、欧州の主要な古馬混合G1において、牡馬と牝馬のみに出走資格を限定する凱旋門賞はますます孤立した存在となっていた。2020年にムーランドロンシャン賞がセン馬の出走制限を撤廃したため、凱旋門賞がセン馬に開放されれば、フランスの重賞体系において他に制限があるG1はジャックルマロワ賞のみとなる。