​独ダービーは大波乱、単勝85倍の伏兵ダルダノスが金星

2026年07月06日 13:07

 現地5日、独ハンブルク競馬場でG1独ダービー(3歳・セン馬不可、芝2400m)が行われ、単勝約85倍の伏兵ダルダノスが大穴を開けた。

 内目の枠から好スタートを切ったダルダノスは先頭に立ったかに思えたが、スタートからしばらく大外をポツンと走っていたチーフランドが最初のコーナーで合流して強引にハナを奪取。そのまま2頭がレースをけん引し、1番人気のベイオブブリリアンスは中段7番手付近につける。

 向こう正面に入るとチーフランドを含む数頭があえて状態のいい馬場の外側へ持ち出す選択。ダルダノスは馬場中央付近に残った馬群の先頭となる。第3コーナーで再び馬群が合流するとダルダノスは4番手付近となり、そのまま最後の直線へ。ここでも各馬は外ラチ側へ流れていったが、内にいて距離ロスの少なかったダルダノスがその過程で一気に先頭に立つと、そのまま最後まで押し切った。

 1馬身差の2着はチーフランドで、リバティレーシング勢が2着から4着まで並ぶ結果に。1番人気に推されていたベイオブブリリアンスはブービーの17着に沈んだ。

 ソルジャーホロウ産駒のダルダノスは前々走の未勝利戦で勝ち上がり、リステッドの独ダービートライアルは2着。今回は全くの人気薄だったが、A.ヴェーラー調教師に通算6回目の独ダービー勝利をもたらした。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、独ダービー初制覇となったW.パノフ騎手は「とても乗りやすい馬なので騎乗依頼は嬉しかったし、レースを本当に楽しみにしていた」「道中も素晴らしいレース運びができた。感無量だし、最高に嬉しい」とコメント。オーナーであるシュタルベルクホルツのF.レンテ氏は「何が起きたのか、まだ信じられない気持ち。入着すればいいなと思っていたくらいなので、勝てたなんて本当に素晴らしいことだ」と驚き、喜んでいた。