ジョッキークラブが競馬場協会から脱退表明、英競馬界に再編の大波
2026年08月04日 12:10
英ニューマーケット競馬場やエプソム競馬場などを所有しているジョッキークラブが、今年いっぱいで競馬場協会(RCA)から脱退することを発表した。英競馬メディア『At The Races』などが報じている。
この動きはすでに年内でのRCA脱退の意向を表明しているアスコット競馬場に続くもので、RCAにとっては大きな痛手となる。
RCAは従来の「1会員1票」という体制から、4つの主要グループ(アリーナ・レーシング・カンパニー、ジョッキークラブ、アスコット・ヨーク・ニューベリーなど大手の独立系競馬場、小規模な独立系競馬場)にそれぞれ25%の議決権を割り当てる体制への移行を表明。しかしジョッキークラブは「RCAが業界に必要な変革を阻害し続ける可能性がある」という根本的な懸念が今回の提案では解消されていないとし、十分な変革がもたらされる見込みは薄いと判断した。
ジョッキークラブ最高経営責任者(CEO)のJ.マレン氏は「提案された内容のいずれも、英国の競馬場を代表する政治的機関としてのRCAの地位に代わるものではない。我々の見解では――そして最近の議論でも裏付けられたことだが――RCAは今後も、英国競馬統括機構(BHA)理事会の独立化や開催日程の大幅な変更といった必要な変革に対して反対票を投じ続けるだろう」とコメント。BHAの会員持分の50%を保有するRCAの影響力に懸念を示し、今後はアスコット競馬場などと共に新団体設立に向けて動いていくことを示唆した。