去勢で一変のヒムがG1フォアゴーS制覇、BCはスプリントを選択する可能性も
2026年08月31日 12:55
現地29日、米サラトガ競馬場でG1フォアゴーステークス(ダート7ハロン)が行われ、R.サンタナJr.騎乗のヒムが接戦を制した。
発馬がスムーズだったヒムは先頭争いに加わり、最終的に2番手からのレースに。コーナーでは逃げるティップトップトーマスに外から並びかけていき、直線半ばで差し切って先頭へ。後続もしぶとく追いすがってきたがそのまま最後まで押し切った。
3/4馬身後方での三つ巴の2着争いはティークラフトとシニアオフィサーが同着となり、さらにアタマ差の4着にクレイジーメイソンが続いた。
R.モケット厩舎のヒムはマッキンジー産駒の4歳セン馬。14戦目で重賞初挑戦だった前走のG2アルフレッドG.ヴァンダービルトステークスで2着と善戦し、今回のG1初制覇につなげた。
去勢前は10戦してデビュー戦勝ちのみだったヒムは、去勢後に5戦4勝と激変。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、モケット調教師は「彼は最初から美しく素晴らしい馬だと思ってたから、去勢するのは本当に嫌だった。でも、いざ去勢することになった時に『それなら彼を立派な競走馬に育て上げて、ブリーダーズカップを勝ちに行こう』と決めたんだ。だから今はこれで良かったと思っているよ」と勝利を喜んだ。
今回の勝利でヒムはG1ブリーダーズカップダートマイルの優先出走権を獲得したが、モケット師は距離の短い同スプリントの方が適しているかもしれないと示唆。かつての管理馬でフォアゴーSから10月のG2フェニックスステークスを挟んでBCスプリントを勝ったウィットモアを引き合いに出しつつ、「彼はウィットモアではなく、彼自身の個性を持った馬。ただ、ウィットモアでも同じようなローテーションを経験しているので、この馬にとって最適な道を探っていこうと思う」と語った。