ナバティがミルリーフSを競り勝ち、ビュイック騎手は恩師に敬意
2026年09月21日 11:40
現地19日、英ニューベリー競馬場でG2ミルリーフステークス(2歳、芝6ハロン)が行われ、W.ビュイック騎乗のナバティが三つ巴の接戦を制した。
スタートで出遅れたナバティは後方2番手からとなり、道中は他馬より早めに残り3ハロン過ぎでスパート。それでも息の長い末脚を繰り出して先頭のジョリヴェットに迫ると、ゴール寸前で際どく差し切った(短アタマ差)。1番人気に推されていたアラパホゴールドは中段から追い上げたが、2着からクビ差の3着までだった。
C.アップルビー厩舎のナバティはナイトオブサンダー産駒でゴドルフィンの所有馬。前走のリステッドでは7ハロンを走って3着だったが、距離を短縮した今回はデビュー5戦目での重賞初制覇となった。
ビュイック騎手はレース名にもなっている名馬ミルリーフを手掛け、今年1月に死去したイアン・ボールディング調教師の厩舎出身。「キングスクレア(ボールディング厩舎)に通い始めたのは12歳の頃。素晴らしい思い出がたくさある。ナバティは前走から間隔が詰まり過ぎかもと今朝は思ったが、イアンに敬意を表するレースだし、彼が見守っていると思ってベストを尽くそうと考えた」と英競馬メディア『At The Races』に語った。
なお2着のジョリヴェットを手掛けているのは、イアン氏の息子のアンドリュー・ボールディング調教師。イアン氏の妻だったエマ夫人は優勝騎手を「空気を読まない人ね」と冗談交じりに表し、娘のクレア氏は「父はウィリアム(ビュイック騎手)を高く評価していましたし、もし誰かに負けるとしたら彼であってほしいと願っていたでしょう」と語っていた。