米デルマー競馬場で現地29日に行われたG2サンディエゴハンデキャップ（3歳以上、ダート8.5ハロン）は、馬群から離れて最後方の9番手で中間点を通過した5番人気のセニョールバスカドールが、第3コーナーから加速すると直線で豪快に突き抜ける圧巻の勝利を飾った。

　1馬身1/4差の2着に好位追走の2番人気スローダウンアンディが続き、さらに1馬身3/4差の3着には先頭で飛ばした6番人気のブリックヤードライドが逃げ粘り。トップハンデの1番人気ディファンデッドは中団のまま4着に敗れている。

　セニョールバスカドールはT.フィンチャー調教師が管理するマインシャフト産駒の5歳牡馬で、昨年10月のG3アックアックステークスに続く2度目の重賞制覇。前走のG1ハリウッドゴールドカップは別定戦でディファンデッドの5着に終わったが、今回は6ポンド（約2.7kg）軽いハンデで逆転した。