6月末に足首の故障で電撃引退を余儀なくされた今年の米G1ケンタッキーダービー2着馬トゥーフィルズが、来年からウィンスターファームで種牡馬入りすることが発表された。米競馬メディア『bloodhorse.com』が報じている。

　L.リヴェリ厩舎に所属していたトゥーフィルズはハードスパン産駒。5月のKYダービーでは勝ち馬メイジから1馬身差の2着と善戦し、6月にG3オハイオダービーで重賞3勝目を手にした約1週間後に引退が発表され、その時点では繋養先が決まっていなかった。通算成績は10戦5勝。

　ウィンスターファームのE.ウォルデンCEOはトゥーフィルズの2代父にあたるダンチヒの系統に注目しており、「トゥーフィルズはもしキャリアが早期中断されなかったら、この国の3歳でベストになれたかもしれない」と高い評価を与えている。