凱旋門賞
2022/10/2(日) 23:05発走 パリロンシャン競馬場
性齢 | 牡7 |
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父 | ステイゴールド |
母 | カウアイレーン |
母の父 | キングカメハメハ |
調教師 | 矢作芳人 |
日本調教馬の凱旋門賞で最も良績を残しているのはステイゴールド産駒。4回ある2着の3回はナカヤマフェスタ(2010年)とオルフェーヴル(2012、2013年)によって記録された。しかし、このステイフーリッシュが実質的な最終世代で7歳のベテラン。あるいは、今回が産駒のラストチャレンジになるかもしれない。「ステイゴールドらしさ」を存分に受け継いだ息子に、もうひと花の夢を託すのもいいだろう。
ステイフーリッシュの父ステイゴールドは、なかなか勝ち切れない善戦マンの異名を自らの力で返上し、ドバイでの世界王者撃破から香港の引退戦でG1初制覇を飾る劇的な競走生活を送った。ステイフーリッシュも2018年の京都新聞杯を最後に長らく白星から遠ざかったが、今年の2月に海外初戦のレッドシーターフHで約4年ぶりにトンネルを脱出すると、ドバイゴールドCも連勝して一躍名を挙げた。7歳を迎えての覚醒、海外で発揮される勝負強さは、背にする勝負服も相まって父の雄姿を思い出させる。
ここまでG1連対がなく、遠征する日本調教馬の中では格こそ劣るものの、海外3戦で重賞2勝、前走でフランスのレースも経験している遠征実績は随一。最後のG1挑戦で大願成就させた父のように、息子が日本の悲願を叶えるドラマも見てみたい。