凱旋門賞
2022/10/2(日) 23:05発走 パリロンシャン競馬場
世界最高峰のレースと言われる、凱旋門賞。 最も1着の回数が多いのは3番ゲート、6番ゲート、12番ゲートの2回。その他のゲートも内枠から外枠にかけて満遍なく勝利している。連対率、3着内率にまで広げると1番ゲート、9番ゲート、15番ゲートが好成績を収めている。昨年の覇者トルカータータッソは12番ゲートだった。 最も勝利を輩出しているのが4歳馬で6回、次いで3歳馬の3回、5歳馬の1回。6歳以上の馬の勝利はおろか、3着以内に入ったこともはない。今年7歳のステイフーリッシュにとっては嫌なデータだ。 過去10年は牝馬が6勝を挙げ、牡馬を上回っている。2013年、2014年に連覇したトレヴや2017年、2018年に連覇したエネイブルなど牝馬の活躍は記憶に新しい。今年はアルピニスタが牝馬の大将格だが果たしてどうなるか? 単勝オッズ別成績。単勝10倍未満が最も勝率が高く、連対率・3着内率もトップ。次いで、30~49.9倍、10倍~29.9倍の順になっている。2017年、2018年に連覇したエネイブルは単勝1倍台で勝利した一方で、昨年のトルカータータッソで単勝110.5倍で勝利。伏兵の馬にも注意を払う必要がある。 過去10年、1~3着馬の前走レース別成績。アイリッシュチャンピオンステークスとヴェルメイユ賞が3勝ずつを挙げている。今年はルクセンブルクがアイリッシュチャンピオンステークスをステップに凱旋門賞制覇を狙う。その他はフォワ賞やヨークシャーオークス、バーデン大賞など、国もレースの格も多彩なレースが上位を占める。
世界のトップホースを相手にこれまで日本馬による優勝はまだないが、今年は日本から4頭がエントリーしており、悲願の初制覇に向けて期待が高まる。
過去10年のデータより、凱旋門賞の年齢別、性別、単勝オッズ別、前走レース別、調教国別のレース傾向を分析する。
表2:ゲート番別成績表
ゲート番
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
1
0
1
2
7
0%
10%
30%
2
1
0
1
8
10%
10%
20%
3
2
2
0
5
22.2%
44.4%
44.4%
4
1
1
0
7
11.1%
22.2%
22.2%
5
0
0
1
9
0%
0%
10%
6
2
0
0
8
20%
20%
20%
7
0
0
1
8
0%
0%
11.1%
8
0
1
0
10
0%
9.1%
9.1%
9
0
1
2
7
0%
10%
30%
10
0
0
0
9
0%
0%
0%
11
0
2
0
7
0%
22.2%
22.2%
12
2
0
0
7
22.2%
22.2%
22.2%
13
0
0
0
9
0%
0%
0%
14
1
0
0
8
11.1%
11.1%
11.1%
15
1
1
1
5
12.5%
25%
37.5%
16
0
0
1
5
0%
0%
16.7%
17
0
0
1
5
0%
0%
16.7%
18
0
1
0
5
0%
16.7%
16.7%
19
0
0
0
2
0%
0%
0%
20
0
0
0
1
0%
0%
0%
表3:年齢別成績表
年齢
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
3歳
3
2
6
57
4.4%
7.4%
16.2%
4歳
6
4
3
40
11.3%
18.9%
24.5%
5歳
1
4
1
24
3.3%
16.7%
20%
6歳
0
0
0
7
0%
0%
0%
7歳以上
0
0
0
4
0%
0%
0%
表4:性別成績表
性別
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
牡馬
4
7
9
101
3.3%
9.1%
16.5%
牝馬
6
3
1
31
14.6%
22%
24.4%
表5:単勝オッズ別成績表
勝率
連対率
3着内率
10倍未満
13.2%
26.3%
39.5%
10倍~29.9倍
4.4%
13.3%
20%
30~49.9倍
11.8%
17.6%
23.5%
50~99.9倍
0%
0%
6.3%
100倍以上
2.2%
2.2%
2.2%
※2016年以降はJRA発売オッズ。それ以前は現地オッズ。表6:前走レース別成績表
凱旋門賞における成績
前走レース
1着
2着
3着
アイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1)
3
2
0
ヴェルメイユ賞(仏・G1)
3
0
0
フォワ賞(仏・G2)
1
4
1
ヨークシャーオークス(英・G1)
1
2
1
バーデン大賞(独・G1)
1
0
0
セプテンバーステークス(英・G3)
1
0
0
ソードダンサーステークス(米・G1)
0
1
0
パリ大賞(仏・G1)
0
1
0
ニエル賞(仏・G2)
0
0
2
ムーランドロンシャン賞(仏・G1)
0
0
1
英セントレジャー(英・G1)
0
0
1
愛セントレジャー(愛・G1)
0
0
1
英インターナショナルステークス(英・G1)
0
0
1
ドーヴィル大賞(仏・G2)
0
0
1
プランスドランジュ賞(仏・G3)
0
0
1
表7:調教国別成績表
調教国
1着
2着
3着
4着
以下勝率
連対率
3着内率
フランス
5
4
6
65
6.3%
11.3%
18.8%
イギリス
3
2
3
17
12.0%
20.0%
32.0%
アイルランド
1
2
1
27
3.2%
9.7%
12.9%
ドイツ
1
0
0
4
20%
20%
20%
日本
0
2
0
15
0%
11.8%
11.8%
チェコ
0
0
0
3
0%
0%
0%
カタール
0
0
0
1
0%
0%
0%
最も勝利を挙げているのが地元フランスで5勝。次いでイギリスが3勝、アイルランドとドイツが1勝ずつとなっている。過去10年では日本馬は2着が最高。今年こそ悲願の凱旋門賞制覇に期待したい。
注:本ページの内容は、JRA-VAN Ver. Worldの情報を基に制作されております。