【シーマクラシック:傾向】牝馬の活躍が目立つ一戦! 日本馬にもチャンス十分!
2018年03月28日 13:40
日本馬では2014年にジェンティルドンナが優勝しているドバイシーマクラシック。現在のメイダン競馬場で行われるようになった2010年以降の近8年のデータから過去の傾向を探っていく。
表1は年齢別性別成績。表の一番下の牝馬が15年ドルニヤら3勝をあげており、勝率・連対率・複勝率いずれも非常に高い。昨年はセブンスヘブンが2着に好走している。日本馬ではブエナビスタが10年2着、ジェンティルドンナが13年2着・14年1着と活躍している。少数ではあるが、牝馬はぜひともチェックしておきたい。
牡馬の連対率では5歳、複勝率では6歳馬が最も高かった。なお、セン馬は12年シリュスデゼーグルの1勝のみで、連対率・複勝率ともに低い。
表2は出走馬の国別3着以内数。イギリス調教馬が10年ダーレミ、16年ポストポンド、昨年のジャックホブスと最多の3勝をあげている。昨年は1・3着馬が該当しており、3着以内馬8回と最も多い。フランス調教馬は12年シリュスデゼーグル、15年ドルニヤの2勝で、連対数4回でイギリス調教馬に並んでいる。
3着以内数でイギリスに続くのが日本馬。14年ジェンティルドンナが勝利し、のべ【1.3.2.6】で複勝率50%と優秀だ。これら3着以内馬6頭は日本ダービーの勝ち馬、もしくは過去にジャパンカップでの連対経験があった。
他ではアイルランド調教馬は13年セントニコラスアビー、地元UAE勢は11年リワイルディングがそれぞれ勝利している。
表3は前走レース別3着以内数。表の上部は外国馬、下部は日本馬と別に掲載している。外国馬のステップレースはさまざまだが、BCターフ組が10年ダーレミ、13年セントニコラスアビーと2勝をあげている。
他ではフランスの連対馬4頭がメイダンホテル賞、ダルシャーン賞と地元の一般戦を使っていた点は注意したい。その他ではドバイシティーオブゴールド組から一昨年のポストポンド、英セントレジャー組からは11年リワイルディング、英チャンピオンS組からは昨年のジャックホブスがそれぞれ勝利している。
日本馬では京都記念組・中山記念組と当該年のG2から複数頭の好走馬が出ている。前年のジャパンC組、有馬記念組からは勝ち馬が出ていない。
表4はゲート番別成績。真ん中寄りの6~10番に入った馬が一昨年のポストポンドら最多の4勝をあげており、連対率・複勝率ともにトップだ。昨年は2・3着馬が該当しており、毎年1頭は3着以内に入っている。11番から外の馬は出走数こそ少ないものの、14年ジェンティルドンナら2勝をあげている。
なお、内目の1~5番の馬は昨年のジャックホブスら2勝をあげるも、勝率・連対率・複勝率いずれも最も低かった。