英ダービー2着馬ディーエックスビーの愛ダービー（6月30日、カラ競馬場）参戦が極めて濃厚な情勢となった。

　ディーエックスビーはハムダン殿下の所有馬だが、その父であるモハメド殿下が実質的なオーナーを務めるゴドルフィンの英ダービー馬マサーがエクリプスステークス出走に傾いたことにより、愛ダービー参戦を企図することがより得策となった。

　ディーエックスビーを管理するM.ジョンストン調教師の下で助手を務める息子のチャーリー氏は「今朝、ゴドルフィン生産部門のマネージャーが厩舎に来ました。もしマサーがエクリプスへ向かうなら、ディーエックスビーの愛ダービー行きが極めて濃厚になるでしょう」とコメント。

「彼は絶好調ですし、英ダービー後にはロイヤルアスコット参戦も考えたほどです。愛ダービーとパリ大賞の二者択一でしたが、もしマサーが愛ダービーを回避するなら、我々がそこへ向かう可能性は相当あります」と現状を説明している。