10月のG1英チャンピオンズフィリーズ＆メアズステークス（芝12ハロン）を制した3歳牝馬マジカルが、現地11月3日の米G1ブリーダーズカップターフに挑戦する可能性があることが分かった。

　A.オブライエン厩舎のマジカルは前々走の仏G1凱旋門賞こそ10着だったものの、10月20日の英チャンピオンズフィリーズ＆メアズSでG1初制覇。BCはフィリー＆メアターフ（芝11ハロン）にも登録していたが、牡馬混合なうえに凱旋門賞で完敗した名牝エネイブルも参戦を予定しているターフに向かう見込みが高まっている。

　オブライエン調教師は「マジカルはハンティングホーンとともにターフに向かわせるかもしれない」とコメント。「アスコット（英チャンピオンズフィリーズ＆メアズS）以降もいい調子だ。前走で12ハロンにも対応したし、凱旋門賞で騎乗したウェイン（ローダン騎手）も、初めての12ハロンにしてはよくやっていたと喜んでいたよ」「（マジカルは）もともとオークスを目指していた馬だが、体調不良でそれがかなわなかった。だが秋にフレッシュな状態で走れるというのは、災い転じて福となすということかもね」と語っていた。