先日の米G1ブリーダーズカップマイルを制した英国調教馬エキスパートアイが引退し、名種牡馬フランケルらが繋養されている英ニューマーケットのバンステッドマナースタッドにて種牡馬入りすることになった。

　アクラメーション産駒の3歳馬エキスパートアイはM.スタウト厩舎に所属し、2歳時に英G2ヴィンテージステークスを制覇。3歳となった今年はG1英2000ギニーこそ10着と大敗したものの、その後は7ハロンの英G3を2勝してG1でもサセックスステークス2着、ムーランドロンシャン賞3着とマイル路線で好走。そして引退レースとなった現地11月3日のBCマイルで待望のG1初制覇を果たした。

　スタッドディレクターのS.モックリッジ氏は「エキスパートアイは1994年以来となる英国調教馬としてのBCマイル制覇を果たした。欧州の若手種牡馬に有力な1頭が加わることになる。素晴らしい能力でエキスパートアイのキャリアを伸ばしてくれたスタウト調教師ら関係者には、特別な感謝を捧げたい」と話している。