2019年第2週のNTRA（全米サラブレッド競馬協会）ランキングが現地4日に発表され、3歳馬部門でG3ロバートB.ルイスステークスを圧勝したムーチョグスト、総合部門ではG2サンパスカルステークスを制したバトルオブミッドウェーが、それぞれ前週のトップ10圏外から急上昇でランクインした。

　ムーチョグストは2012年のケンタッキーダービー馬アイルハヴアナザーや、2009年の同2着馬パイオニアオブザナイルを輩出しているロバートB.ルイスSで、G3シャムステークス勝ちがあるガンメタルグレイに4馬身3/4差をつけて圧勝。3歳部門はムーチョグストを含めゲームウィナー、インプロバブルとB.バファート調教師の管理馬が上位4頭中3頭を占めている。

　また、バトルオブミッドウェーは2017年のブリーダーズカップダートマイルを制して引退するも、受精率が低く種牡馬生活を断念。昨年8月末に現役復帰を果たし、今月2日のG2サンパスカルSを勝つなど最近4戦3勝（重賞2勝）と力を取り戻しつつある。

（トップ10の馬名とポイント）

・総合部門
1、369pts、シティオブライト
2、295pts、モノモイガール
3、267pts、ロイエイチ
4、224pts、バトルオブミッドウェー
5、220pts、ブリックスアンドモルタル
6、208pts、アクセラレイト
7、154pts、マッキンジー
8、141pts、シーキングザソウル
9、86pts、シスターチャーリー
10、76pts、ゲームウィナー

・3歳馬部門
1、405pts、ゲームウィナー
2、350pts、インプロバブル
3、273pts、ウォーオブウィル
4、220pts、ムーチョグスト
5、163pts、インスタグランド
6、135pts、ニックスゴー
7、118pts、ヒドゥンスクロール
8、102pts、シグナルマン
9、88pts、ガンメタルグレイ
10、66pts、タックス

※NTRAの週間トップ10投票は全米のメディア関係者が任意の10頭を選び、最上位の10点から1点ずつ漸減してポイントを配分。それらを集計した上位10頭によってランキングされる。3歳馬部門はベルモントステークス後、総合部門はブリーダーズカップ後の月曜日までが対象期間となる。