現役世界最強マイラー・ビューティージェネレーションの安田記念（6月2日、東京競馬場）参戦が、現実的なものとして浮上してきた。香港の『サウスチャイナモーニングポスト』（電子版）が現地19日付けでJ.ムーア調教師のコメントを報じている。

　ビューティージェネレーションは19日の朝、シャティン競馬場でG2チェアマンズトロフィー（4月7日）へ向けたバリアートライアルを実施。ムーア師は「G2（チェアマンズT）の後はチャンピオンズマイル（4月28日）だ。そして、万事順調なら日本になるだろう」と安田記念に参戦する意図があることを明言した。

　先月のG1クイーンズシルバージュビリーカップ制覇後、ムーア師はチェアマンズTを回避してビューティージェネレーションにひと息入れさせる考えに言及していた。それに伴い、最強馬をシーズン終盤に日本へ送ることをオーナー一族がためらうのではないかという疑問も生じたが、ドバイワールドカップミーティングの招待を辞退した後に、世界と対戦する自信が新たな物となった。

「今朝、オーナーたちは（日本について）話し合っていた。良いことだよ」とムーア師はコメントしてる。