現地8日、シャティン競馬場で行われたG1香港マイル（3歳以上、芝1600m）は、中団の5番手を追走したアドマイヤマーズ（5番人気）がゴール前で抜け出し、3番人気ワイククの追い込みを1/2馬身抑えて快勝した。勝ち時計は1分33秒25（GOOD）。

　3連覇を狙った1番人気のビューティージェネレーションは2番手から伸びきれず1馬身1/4差の3着に敗れ、4着に4番人気ノームコア（1/4馬身差）、5着には7番人気ペルシアンナイト（1/4馬身差）が入線。春秋マイル制覇のインディチャンプ（2番人気）は直線で馬群を捌けず、勝ち馬から3馬身1/4差の7着に終わった。

　最内枠のカーインスターが発馬を決めてハナを切ると、ビューティージェネレーションはすんなり控えて2番手に収まった。その後ろからザーキとシンプリーブリリアントが続き、それらを見ながらアドマイヤマーズは5番手、好スタートのノームコアは徐々に下げてその後ろに回り、ゲートひと息のペルシアンナイトとインディチャンプとともに後方集団を形成。大外枠のワイククは序盤に好位をうかがう勢いだったが、鞍上がペースを見ながら日本勢の背後まで下げた。

　第3コーナーでザーキが進出。ビューティージェネレーションと横3頭隊列になると、シンプリーブリリアントとアドマイヤマーズ、ノームコアの3頭も横に並んで追走する。そのまま迎えた直線ではビューティージェネレーションがカーインスターをかわし、ピタリと背後から続いたアドマイヤマーズが外のスペースから追撃。これに大外からワイククが襲い掛かって残り100mからアドマイヤマーズとワイククの一騎打ちとなり、アドマイヤマーズが体半分のリードを譲らなかった。

　ノームコアは残り300mでアドマイヤマーズに接近したものの突き放され、惜しくもビューティージェネレーションを捕らえ切れず。ペルシアンナイトとインディチャンプはアドマイヤマーズの背後から内を狙ったが、粘るシンプリーブリリアントに詰まって抜け出せなかった。

※人気は日本発売分