現地27日、英ニューマーケット競馬場でG3クライテリオンステークス（3歳以上、芝7ハロン）が行われ、馬群の中でレースを進めた2番人気のリマートが残り1ハロンから3馬身1/2突き抜けて圧勝した。

　集団の前方につけた4番人気のハッピーパワーが2着に粘り、さらに3/4馬身差でタージョマーン（5番人気タイ）が3着争いを制した。1番人気のヴェイルオブケントは7着に敗れた。

　リマートはクライテリオンS連覇で通算8度目の重賞制覇。今回は昨年10月のG2チャレンジステークス2着以来となる8歳初戦だった。

　H.キャンディ調教師は「彼はあのようにキレ味を引き出して乗らなければならない。今日は凄く良かったね。私のように年を重ねるごとに良くなるよ。何というパフォーマンスだ」とご満悦。「速い馬場で7ハロンのG2かG3が彼の求める条件だ」と次戦の候補にレノックスステークスを挙げている。