凱旋門賞2勝を含むG1を通算11勝した名牝エネイブルの引退が同馬の陣営から発表された。

　ナサニエル産駒の6歳馬エネイブルはJ.ゴスデン厩舎からデビュー。3歳時に英オークスから凱旋門賞までG1を5連勝すると、4歳時は前半を故障で休養したものの秋に凱旋門賞を連覇。5歳となった昨年はヨークシャーオークスなどG1を3連勝したが史上初の3連覇を狙った凱旋門賞は2着に終わり、今年の凱旋門賞も6着どまりだった。通算成績は19戦15勝。

　ゴスデン調教師は「彼女のG1での勝利はオークスで4回、キングジョージで3回、凱旋門賞で2回、エクリプスとブリーダーズカップターフと驚異的で史上空前のもの。新たなキャリアを踏み出す彼女を訪ねるのを楽しみにしている」と話している。