豪G1クイーンズランドダービー（3歳、芝2400m）が現地29日にイーグルファーム競馬場で18頭により争われ、中団のラチ沿いから馬群の中を抜けた4番人気クケラーチャが、背後から外を回った2番人気セニョールトーバとの接戦を0.1馬身差で制した。

　豪州各地で行われるダービーの4勝目を狙う1番人気エクスプローシブジャックは、勝ち馬の背後から内を捌いて一旦は先頭の場面も作るも、最後に失速してさらに1馬身差の3着に敗れた。

　ナイトオブサンダー産駒のクケラーチャは2歳の昨年4月15日にデビュー勝ちするも、その後は6連敗して昨年末の条件戦で2勝目。年明けからさらに2連敗したが、前々走のG2クイーンズランドギニー3着、前走のG3ラフハビットプレート2着と重賞で前進し、今回の重賞初制覇につなげた。