現地29日に米サンタアニタパーク競馬場で行われたG2トリプルベンドステークス（4歳以上、ダート7ハロン）は、5頭立ての3番手で中間点を通過した最低人気のマジックオンタップが直線早々に抜け出し、最後方から追いすがる4番人気シューターズシュートに2馬身差をつけて快勝した。

　約10か月ぶりの実戦となった1番人気のエンパイアメーカー産駒エイトリングズは、逃げ馬に並ぶようにして先行するも直線半ばから失速して4着に敗れた。

　マジックオンタップはB.バファート調教師が管理するタピット産駒の5歳牡馬で今回が重賞初制覇。2018年9月にデビュー勝ちするも2戦目は約1年後、2020年は全休するなど順調に使い込めず、今年の3月末に1年半ぶりの復帰戦で2勝目を挙げたばかりだった。これで通算成績を6戦3勝としている。