米デルマー競馬場で現地6日に行われたブリーダーズカップマイル（3歳以上、芝8ハロン）は、3番手を追走した2番人気のスペースブルースが逃げ粘る5番人気スムーズライクストレイトを差し切った（1/2馬身差）。

　さらに1馬身差の3着に後方から早めに押し上げたアグネスゴールド産駒のアイヴァー（11番人気）が続き、日本から遠征したヴァンドギャルドは発馬直後に両脇から挟まれる不利を受け、後方のまま12着に大敗。1番人気のモーフォーザも後方でペースに泣き最下位の13着に沈んだ。

　スペースブルースは前走のフォレ賞に続く3度目のG1制覇。重賞は8月のG2シティオブヨークステークスから3連勝で通算6勝目とした。

　C.アップルビー調教師は「逃げ馬が絶妙なペースを作ってくれた。彼に適していたし、ギアを変えられることも解っていたよ」と勝因に触れ、「彼は生粋のマイラーという訳ではないが、7ハロン、そして今度はマイルG1で真のチャンピオンであるところを見せたね」とスペースブルースの能力を称賛した。

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