現地25日、米デルマー競馬場にてG3レッドカーペットハンデキャップ（3歳以上牝馬、芝11ハロン）が行われ、吉田勝己氏所有のナイセストは3着だった。

　アメリカンファラオ産駒の3歳馬ナイセストは前走までアイルランドのD.オブライエン厩舎の管理馬で、7月のG1愛オークスではディープインパクト産駒スノーフォールの3着。その後吉田氏が購入し、前走の米G1クイーンエリザベス2世チャレンジカップ4着後にアメリカのM.マッカーシー厩舎へ転厩していた。

　レースでは大きく出遅れたナイセストが強引に2番手まで押し上げ、前走の米G1ロデオドライブステークス2着で圧倒的な1番人気に推されていたラックは4番手から。しかし逃げたネージュブランチが最後まで粘り切る結果となり、ラックはナイセストをかわしたものの勝ち馬にアタマ差だけ届かなかった。

　L.パウエル厩舎の4歳馬ネージュブランチはアノダン産駒のフランス産馬。今年は5月のG3サンタバーバラステークスを制したが、前走のロデオドライブSではラックに遅れての4着だった。