現地20日、香港シャティン競馬場にてG1クイーンズシルバージュビリーカップ（芝1400m）が行われ、A.バデル騎乗のウェリントンが鮮やかに差し切った。

　スタートがひと息だったウェリントンは後方3番手からのレースに。それでも直線で中央に持ち出してバデル騎手が追い出すと、しっかり末脚を伸ばして先行集団を飲み込んだ。

　3/4馬身差の2着は遅れて追い込んできたカーインスター。前走の香港スチュワーズカップでゴールデンシックスティの連勝を止めたワイククは直線で内を突くも前が詰まり、先頭から1馬身1/4差の3着まで。昨年末のG1香港スプリントを制したスカイフィールドは4着だった。

　R.ギブソン厩舎のウェリントンは昨年4月のチェアマンズスプリントプライズでG1初制覇。今季は2走前のG1香港スプリントが7着、前走のG1センテナリースプリントカップも4着と苦しい競馬が続いていたが、ここで2度目のG1制覇となった。