現地25日、愛カラ競馬場で行われた2歳G2レイルウェイステークス（芝6ハロン）は、4番人気のシャータッシュが馬群を割って抜け出すと、粘り込みを図る1番人気ブラックベアードを短アタマ差抑えて勝利を収めた。

　シャータッシュは発馬後の一完歩目で加速に失敗し、6頭一団の最後方から追走することになったが、終盤に前方の狭い隙間をこじ開けるようにて馬群を割り、外ラチ近くで粘り込むブラックベアードに先んじた。

　インヴィンシブルスピリット産駒のシャータッシュはアガ・カーン殿下の自家生産馬でJ.ムルタ調教師が管理。4月10日のデビュー戦では今回と同舞台で3着に敗れ、2戦目の前走にネース競馬場の芝6ハロンで勝ち上がっていた。

　騎手時代にアガ・カーン殿下の所有馬でも活躍したムルタ師は「この勝負服は私のキャリアにおいて非常に幸運な物であり続けている。素晴らしい日々を過ごした」「殿下が所有馬を預けて下さることは特別だし、レイルウェイSを勝ったことはチームにとって大きい。彼は成長し続けているし今日は勇敢だった」と喜びのコメント。次走の候補にフェニックスステークスを挙げた。