現地6日、愛カラ競馬場でG3フェニックススプリントステークス（3歳以上、芝6ハロン）が9頭により争われ、1番人気のゴーベアーズゴーがスタートを決めてハナに立つと、2番手追走から食い下がるアノサイラ（7番人気タイ）を振り切った（1馬身1/4差）。

　さらに3/4馬身差の3着争いは、セイクリッドブリッジ（4番人気タイ）がアノサイラの背後から直進し、並走状態から馬群の外を伸びる3番人気ウィングスオブウォーにクビ差先着。2番人気のドバウィレジェンドは勝ち馬を背後からマークするも伸び切れず5着に終わり、6着までを3歳馬が独占した。

　コディベアー（その父コディアック）産駒のゴーベアーズゴーは4月27日のG3コモンウェルスカップトライアルステークスに続く3度目の重賞制覇。本番のG1コモンウェルスCでは10着に大敗したが、続く前走のG3ハックウッドステークスで2着に巻き返していた。

　この勝利によりG1スプリントカップのスポンサーを務める大手ブックメーカー『ベットフェア』はゴーベアーズゴーの前売りオッズを13倍にカット。また、『パディパワー』はG1英チャンピオンズスプリントステークスにおけるオッズを17倍から13倍に切り上げた。

　しかし、同馬を管理するD.ロックネイン調教師は「現時点では9月10日のケンタッキーダウンズへ向かう予定だ。賞金の高い6.5ハロンのG2があるからね。その後は10月のフォレ賞になる可能性が高そうだ」と米仏への遠征計画を明かしている。