現地11日、英ドンカスター競馬場でG2ドンカスターカップ（芝18ハロン）が行われ、圧倒的な1番人気に推されていたトゥルーシャンがまさかの2着と不覚を取った。

　今年は馬場状態が合わずに出走回避や約67キロの酷量ハンデでの出走などレース選びに苦しんでいるトゥルーシャンは、7月末の英G1グッドウッドカップ3着以来の出走。定量戦で実績もずば抜けていた今回は確勝かと思われたが、最後の直線では3番手から前2頭を追ったもののコルトレーンをクビ差で捉え切れず、伏兵リズモアに短アタマ差の2着確保が精いっぱいだった。

　勝ったコルトレーンはA.ボールディング厩舎が管理するマスタークラフツマン産駒の5歳せん馬。重賞初挑戦だったグッドウッドカップでトゥルーシャンに続く4着、前走の英G2ロンズデールカップはクイックソーンに14馬身差の完敗ながら2着に入っており、今回が嬉しい重賞初制覇となった。