現地11日、豪ラドブロークスパーク競馬場で3月のG1オーストラリアンギニーの前哨戦にあたるG2オータムステークス（3歳、芝1400m）が行われ、B.シン騎乗のグリントオブシルバーが勝利した。

　2番手で逃げ馬を追ったグリントオブシルバーは残り300メートル付近で先頭に。ゴール前では後続が4頭ほど一団になって追い込んできたが、最後はアメナブルに0.4馬身差をつけてしのぎ切った。

　1番人気に推されていたペリクレスは4着まで。サトノアラジン産駒のニュージーランド産馬ジャパニーズエンペラーは直線で先頭争いの見せ場を作ったが最後は力尽きて6着だった。

　グリントオブシルバーはルビック産駒のセン馬。今回が12戦目とレース経験は豊富だが、勝ったのは未勝利戦しかなく、今回が重賞初挑戦での初制覇だった。豪競馬メディア『racing.com』によるとD.ファイファー調教師はオーストラリアンギニー出走について「（今回の勝利が）考えるきっかけになった」とコメント。今後はもう少し長い距離を試してみたいと語ったという。