現地18日、豪フレミントン競馬場でオーストラリアンギニー前哨戦のG3CSヘイズステークス（3歳牡・セン馬、芝1400m）が14頭により争われ、後方の10番手付近を追走する3番人気のエリプティカルが、直線では外から伸びてゴール前の混戦を0.2馬身差で制した。

　3、4番手で並走した4番人気ホーリーマンズがマキシミリアス（13番人気タイ）に競り勝ち0.1馬身差をつけて2着となり、1番人気に推されたモーリス産駒のバンクモールは勝ち馬の直前から伸び負けて7着まで。ディープインパクト産駒のムラマサ（10番人気タイ）は最後方から9着、モーリス産駒の9番人気フジタサンは最下位の14着に沈んだ。

　エリプティカルはダンディール産駒の牡馬で、昨年6月1日のデビュー戦以来となる白星で重賞初制覇。通算7戦2勝ながら同10月にはコーフィールドギニーとスプリングチャンピオンステークスのG1レースで2度の2着がある。

　豪競馬メディア『racing.com』は、この勝利によりブックメーカー各社が3月4日のG1豪ギニーでエリプティカルの前売りを7.50倍に設定したと報じている。