現地9日、香港のシャティン競馬場でG2チェアマンズトロフィー（芝1600m）が行われ、圧倒的な1番人気に推されたカリフォルニアスパングルが貫禄勝ちを果たした。

　他馬より5ポンド（約2kg）重い斤量を背負ったカリフォルニアスパングルは、好スタートから2番手につけて残り100メートル付近で先頭に。追いすがるマネーキャッチャーを半馬身差で退けた。

　3着はさらに半馬身差でビューティージョイが入った。

　A.クルーズ厩舎のカリフォルニアスパングルは、昨年末の香港マイルでゴールデンシックスティを下してG1初制覇。年明けの2戦は香港スチュワーズカップ3着、クイーンズシルバージュビリーカップ2着と連敗していたが、今回は順当に勝利を収めた。

　香港ジョッキークラブの公式サイトによると、次走は今月30日のG1香港チャンピオンズマイルの予定。A.クルーズ調教師は「自分の馬を大いに信頼しているし、まだ（ゴールデンシックスティを倒す）チャンスはあると信じている」と再戦濃厚なライバルを意識している。