豪アスコット競馬場で現地8日に行われたW.A.T.C.ダービー（3歳、G2、芝2400m）は、最後方の7番手からレースを進めた2番人気のオーサムジョンが最終コーナーで捲るように進出し、直線の追いくらべから1.01馬身抜け出して快勝した。

　3、4番手で並走の3番人気アナザーチノが2着に続き、その内で仕掛けを待たされる格好になった1番人気のシーズフィットは伸び負けて0.79馬身差の3着に敗れた。

　オーサムジョンはオーサムロック（父ファストネットロック）産駒のセン馬で重賞初制覇。前走のG2タラックステークスでは初の芝2000mで勝ち馬から0.49馬身差、次戦でオーストラリアンダービーを勝つ2着のメジャービールには0.43馬身差の3着に惜敗し、さらなる距離延長で能力を発揮した。