現地30日、香港シャティン競馬場でG1香港チャンピオンズマイル（芝1600m）が行われ、香港最強馬ゴールデンシックスティが史上初の3連覇を達成するとともに、通算獲得賞金でも世界歴代トップに躍り出た。

　レースはカリフォルニアスパングルが逃げ、序盤は4番手に控えたゴールデンシックスティが徐々にポジションを上げていく展開。カリフォルニアスパングルと並ぶように直線へ入ると、残り200メートル付近からライバルを置き去りにしてゴールに飛び込んだ。

　1馬身半差の2着には中段から伸びたビューティージョイが突っ込み、最後に力尽きたカリフォルニアスパングルはさらに3/4馬身差の3着までだった。

　K.ルイ厩舎の7歳馬ゴールデンシックスティは、史上初の香港チャンピオンズマイル3連覇を達成。さらに通算獲得賞金を1億4793万600香港ドル（約25億7000万円）として、豪史上屈指の女傑ウィンクスの持っていた歴代最高記録を塗り替えた。

　今後については5月28日のチャンピオンズ＆チャターカップ（芝2400m）で香港三冠を狙う可能性もあるが、ルイ調教師は次の大目標は12月の香港マイルになることを香港ジョッキークラブの公式サイトで示唆している。