現地9日、仏シャンティイ競馬場で仏ダービーの前哨戦にあたるG3ギシュ賞（3歳牡・セン馬、芝1800m）が行われ、A.ルメートル騎乗のビッグロックが快勝した。

　圧倒的な1番人気に推されていたビッグロックは好スタートからハナを主張。直線に入っても逃げ足は衰えるどころか後続を引き離す勢いで、最後は鞍上が何度も後ろを振り返りながら2着のオリゾンドレに5馬身差でゴールする余裕の勝利だった。

　C.ヘッド厩舎のビッグロックはロックオブジブラルタル産駒。デビューから3連敗でヘッド厩舎へ転厩すると、今年2月の初勝利から今回まで破竹の4連勝で一気にクラシック有力候補に浮上してきた。

　なお昨年のギシュ賞を制したヴァデニは続く仏ダービーも制覇。さらに英G1エクリプスステークスも連勝し、秋には仏G1凱旋門賞で2着に入っている。