現地21日、愛ネース競馬場でG3ラッカンステークス（3歳、芝6ハロン）が行われ、R.ムーア騎乗のジアンタークティックが1番人気に応えた。

　直線コースでふたつに分かれた馬郡の片方を先導したジアンタークティックは、そのままラチ沿いに逃げ切り態勢。そこへ反対側のラチ沿いからオーシャンクエストが斜行しながら追い込んできたが、辛くもアタマ差でしのぎ切った。

　A.オブライエン厩舎のジアンタークティックはダークエンジェル産駒。2歳時は仏G3カブール賞を勝ったが、G1ではモルニー賞3着、ミドルパークステークス2着といずれも同厩馬ブラックベアード（欧州最優秀2歳牡馬、すでに引退）の後塵を拝した。

　今年は初戦だった前走の愛G3カミティドステークスでオーシャンクエストに6馬身3/4差を付けられての2着だったが、今回は相手の斜行に助けられた形とはいえ雪辱を果たした。