5月に約1年ぶりの復帰を果たしたばかりだった昨年の英ダービー馬デザートクラウンが、またしても調教中に故障。予定していたロイヤルアスコット開催での英G1プリンスオブウェールズステークスを回避することになった。

　これは競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じたもの。M.スタウト調教師は「土曜（10日）の調教内容はよかったが、念入りに確認したら軽度の故障を起こしていた」とコメント。「明日（12日）になればさらに検査をするから、よりはっきりとするだろう。アスコットは回避だが、シーズン終了となる重傷ではないように見える」と語っている。

　ナサニエル産駒デザートクラウンはデビューから3連勝で昨年の英ダービーを制覇。しかし故障明けだった5月の英G3ブリガディアジェラードステークスで2着と初黒星を喫し、プリンスオブウェールズSではR.キングスコート騎手からL.デットーリ騎手に乗り替わることが発表されたばかりだった。